画像:原生生物情報サーバ

ゾウリムシ

■ゾウリムシの食胞形成に関する研究。The Quantitative Analysis of Food Vacuole Formation in Paramecium caudatum
 なんて大げさなことを書きましたけど、これが私の卒論のテーマ。高知大学 理学部 生物学科、動物生理学研究室での修学。
 でも、私は研究室始まって以来の不真面目な研究生。私が4年で卒業できたのは、研究室の七不思議になっています。

  それはさておき、このゾウリムシちゃん 結構 かわいい でしょ?みなさんにも好きになって欲しいな。あなたの周りの淡水の水たまりには、どこにでも棲息しています。肉眼では「点」にしか見えないので気づいていないだけです。こいつは 食欲旺盛と言うか、食欲なんか関係ないと言うか、手当たり次第、口に当たった物はすべて飲み込みます。消化できるか、できないかも関係なし。口にはいる大きさの物であれば、たとえ鉄粉であろうともお構いなし。飲み込んだら、今度は胃袋にあたる「食胞」を次々と形成していく。だから、食べ物が豊富にあるところに住んでいる奴は、体中食胞だらけという事態になる。
  そこで、この研究は、餌を指示薬(Congo red)で色をつけて食べさせます。餌の濃度を変えてみたり、泳ぐ速度が違ったり、反転して泳げない、突然変異種を使ったりして、その形成速度や、消化の違いなんかをみたりしました。それがなにか世の中の役に立つかというと・・・まったく 何の役にもたちません!

研究室って
 この、動物生理学研究室って、名前はいかめしいけど なんの研究をしていると思います?ちゃんと、世の中の役に立つ真面目な研究をされている方が、ほとんどですが、そこにたどり着くまでに結構間抜けなこともします。
 カブトムシ のフェロモンについての研究をするべく、山の中へ入り、たくさんのカブトムシの幼虫を採集してきて、フェロモンの影響を受けないように、完全に雄と雌を分けて育成します。と・・・欲求不満になった(?)雄同士が交尾をはじめてしまいました。これには男性諸君は身につまされて、「気の毒だから、この研究は断念しよう・・・」と言うことに。(女の私にはこの発言は笑えた)
 タイコウチ って、昆虫はご存じ?これは水棲昆虫なんだけど、長く細いしっぽを シュノーケル のように水面から出して呼吸します。この、しっぽのの内部は毛がいっぱい生えていて、その毛によって水が内部に入らないように工夫されていると推測されました。そこで、本当にそうかどうか、ご丁寧にその毛をむしって確かめた方もいます。むしったらどうなったか?水棲昆虫が おぼれてしまって、あわてて救済しました。
そういえば、蜘蛛の足8本それぞれに色をつけて、ガラスの上をはわせて下から観察し、 蜘蛛の歩き方を研究された猛者もおいでたなあ。

 ねっ?楽しいところでしょ?あなたも研究室に入ってみません?